天の川、スカイフィッシュの釣り堀にて

安眠妨害水族館では書かないこと、書けないこと

「感想などをつらつらと」

アラフォーの域に差し掛かって、一気に体にガタがきたのか、風邪で40℃近くの熱を出したり、良性発作性頭位めまい症にかかったりと、なかなか"よし、こちらのブログを更新するぞ!"という気分にならないまま1ヵ月が経ってしまった。

ようやく、少し落ち着いてパソコンに向かえたので、最近見たり聴いたりしたものの感想を簡単に記録。

こういうの、mixiに日記を書いていた時代を思い出して、少しこの世から消えたくなるな。

 

 

しろくまカフェ/ヒガアロハ

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ココハナで連載中のスローライフ系のコメディ漫画。

もともとは、2012年頃に放送していたアニメを、Amazonプライムで見始めたのがきっかけ。

動物好き+悪人が出てくる話が苦手な娘と一緒に見るアニメを探していたところ、ちょうどいいものがあった、と。

今では家族全員でハマっていて、高田馬場にあるコラボカフェに行った際、大人買いをして読んでいる。

 

作風が大きく変わったわけではないのだけれど、連載誌が変更になった"today’s special "からのほうがキャラが深掘りされていて面白い。

無印版は、アニメを先に見てしまうと、やや淡泊で物足りなく感じてしまうかな。

動物と人間が対等の関係で暮らしているユートピア物だけれど、大きさや特徴など、必要以上にデフォルメされていないので、ユートピアの中にもリアルが潜んでいるのがポイント。

しろくま、パンダ、コウテイペンギンと、主役3人(頭?羽?)のサイズが、ちゃんとバラバラで、それで生じるツッコミどころをセルフネタに出来ているのがズルい。

人間キャラの笹子さんが、しろくまくんとの見た目のバランスの関係と思われる高身長設定でコンプレックスを抱えているのは、なんだか可哀そうだけれど。

 

ちなみに、娘が好きなレッサーパンダくん、アニメだと出番が少ないのに、原作だと準レギュラーなのね。

それに対して、アニメではバリバリのレギュラーであるラマくんが、実態的にアニメオリジナルのキャラだったので驚いたりした。

 

 

マスカレード・イブ/東野圭吾

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めっきり小説を読まなくなってしまって久しいのだが、「マスカレード・ホテル」が来年映画化されるということで、そういえば第二弾を読んでいなかったな、と。

第一弾の長編新本格ミステリとは打って変わって、趣向を凝らした短編集。

もとからあった構想なのか、後から付け足したのかは調べていないが、この伏線があっての本編だったのだとしたら、さすが東野圭吾といったところ。

 

第一弾で出会いが描かれた刑事の新田浩介と、ホテルのフロントクラーク・山岸尚美。

時系列としては、その前日譚となるため、二人の掛け合いという見どころをひとつ失ってしまうのは痛いが、登場人物の深掘りは出来たということなのだろう。

ただし、やはり二人のその後の関係性を知っているからこその面白さ、という面はあるので、純粋な短編集としては薄味。

ミステリを読み終えたぞ、という達成感は少し弱かった。

 

これを踏まえて、第三弾の「マスカレード・ナイト」を読むか考えようと思ったのだけれど、どちらかと言えばスピンオフに近いので、あまり参考にはならなかったかも。

もっとも、ここまで深掘りしてしまったら読むしかない、と傾いている時点で、販促としては成功しているとも取れるのだけれど。

ある種、長編が後に控えているこのタイミングまで寝かせて正解だったかな。

 

 

Lost word・/凸守フィル(ジエント)

以前、ムックのカバー曲で紹介させていただいた凸守フィルさんによる、VOCALOID・結月ゆかりを器用してのオリジナル曲。

今回も、"聴いてくれ!"とアプローチしていただいたので、"よっしゃ!レビュー書く!"と約束していたものの、冒頭のとおり1ヵ月もほったらかしになってしまい、本当に申し訳ない限りだ。

 

個人的には、ボカロ曲ってあまり琴線に触れないことが多い。

ボーカルによる感情表現があってこそ、歌の魅力は倍増すると考えている節があり、いくら音程が正確でも、物足りないと感じてしまうのだと思う。

しかしながら、それは何年も前の話で、現代ってここまで進化しているのだな、と考えを改めざるを得なかった。

まだまだ機械っぽさもあるが、あえて歌い尻をはっきり歌わない生歌感や、表現としての強弱があって、わざとムラを出しているような感覚。

それでも生ボーカルで聴きたいとは望んでしまうけれど、もう少しで自分の中でアリになるわ、これ。

 

曲としても、マイナーコードで疾走するシンプルなV系的王道チューンに仕上げていて、耳に馴染む。

初期衝動を感じさせる、バンドの代表曲的な位置づけになりそうなキラーチューンのイメージを体現していて、Aメロ、Bメロ、サビと捨てるメロディがない。

あえてバンドサウンドで再現できるアレンジでまとめているのもポイントが高く、よく研究されているな、と。

ラストのサビから、アウトロのギターフレーズまでの流れがたまらない。

相互フォロワーだからとか、感想書くのが遅れた引け目とかを抜きに、これは最近結成された新人バンドの曲として聴かされていたら、多分CD買うと思う。

カップリング違いの5種売りみたいな、変な売り方していなければ。

 

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