天の川、スカイフィッシュの釣り堀にて

安眠妨害水族館では書かないこと、書けないこと

「真夏に聴きたいV系ナンバー5選」

かつて、安眠妨害水族館でテーマやモチーフに沿った楽曲紹介なんてコーナーを設けていたのだが、なんとなくこちらに移籍させようかと。

既に、"好きなジャケット"シリーズを書いてしまったこともあるし、今となってはこちらのブログのほうが馴染むかな、と考えて。

 

 

そんなわけで、連日30度超えの猛暑。

これはもう真夏に入ったでしょ、真夏認定で大丈夫でしょ、ということで、夏に聴きたいV系ナンバーを5曲ほど紹介していくことにする。

 

そもそも、V系と夏って、あまり交わらない世界線

1年のうち、半分ぐらい雪が降っていて、桜が散ったら、あっという間に夏が終わって秋が来るからIt's just the time to say good-bye。

夏と言えば、せいぜい花火大会に行って甘酸っぱい失恋をするぐらいで、海や山へはあまり繰り出さない、というのがヴィジュアル系の世界だ。

だからこそ、真夏の日差しをギラギラ浴びているような楽曲を並べることで、V系はオールシーズンに対応しているんだぞってことをアピールしていこうと思う。

 

 

Evergreen / Raphael

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定番と言えば、この曲だろう。

青春感バリバリな歌詞に、リアルタイムでは賛否両論が巻き起こったものだが、今となってはそれもノスタルジックな想い出。

この楽曲の世界観の中に納まってしまい、結果、再評価されたナンバーと言えるのかな。

蝉の鳴き声でスタートし、蝉の鳴き声で終わるというギミックも、否が応でも夏感を駆り立てる。

それでいて蒸し暑さを感じないところが、10代のメンバーによる爽やかさといったところか。

 

 

Summer Day’s Drive / e.mu

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GLAYSOPHIAなど、大衆にも評価を得たソフトヴィジュアル系バンドには、それなりに夏真っ盛りな楽曲が多いことに気付く。

だが、あえてソフビ枠からはe.muを推しておきたい。

ギラついた太陽と青い空。

ついでに、アスファルトの焼けるような匂い。

そんな情景が目に浮かぶようで、タイトル通りドライブ中に聴きたい1曲。

ハイトーンなボーカルも相まって、数あるソフビ夏チューンの中でも、爽快感が突き抜けていたのだもの。

 

 

夏恋 / シド

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オフィシャルでMVを公開している夏ソングも欲しいな、と思ってこちらに。

灼熱の太陽感は薄れるし、やっぱり花火を見に行ってしまっているのだけれど、開放的な夏の気分が上手くパッケージされている。

当時の流行語を歌詞に織り込んでいるため、やや時代を感じてしまう部分もあるのだけれど、だからこそ、リアルタイムで聴いたときには瞬間的な気持ちの揺れ動きのリアリティがあって、衝撃を受けたものだ。

年齢層が高めの世代向けの夏曲というのも、ニッチで良いかと。

 

 

 

 

真夏のサマータイガー / サウイフモノ

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パリピ感と結びつきやすい真夏のナンバーは、コミカルなバンドとの相性も良いらしい。

演奏シーンが一切ないMVでも注目を集めた、サウイフモノのシングル曲。

何故だか個人的にドハマりしてしまって、夏になると毎年聴いているので、異色枠ということでもなく、真っ先にセレクトしたのがこれだったりする。

このノリの良さは、野外フェスで聴いたら気持ちが良いのではないかと。

 

 

†夏☆大好き!ヴィジュアル系† / Jin-Machine

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こちらもコミカル路線だけれど、ある種のメタ要素。

重なり合わない世界観であることを理解しつつ、あえて重ねるという賭けに出た1曲。

これをシングルにしてしまう勇気は感服するし、MVに時折出てくる夏を満喫するMana様のインパクトも物凄い。

サビで空気が一変するが、それまでの様式美的な展開が、案外格好良かったりするから侮れないのだ、歌詞はアレだけど。

 

 

ミスマッチのほうが面白いと考えて、今回セレクトするにあたり、夏の終わりの切なさや、ノスタルジックな回想は対象外とした。

そういうものを含めると、意外と夏に強いのは哀愁歌謡系。

ムックの「家路」しかり、ホタルの「たからもの。」しかり、カリメロの「カーニバル」に、heidi.の「夏一途」もそうだ。

また、ROUAGEの「肌色。」なんかも入れたかったが、これ、真夏というよりも初夏の曲なのだよね。

どうかなりそうなあつい夏がはじまるよハローハローハローハローハローハロー。

 

20年以上のV系の歴史を辿れば、シングル曲に限定しても5選なんて簡単にできてしまうわけだけれど、割合としてはやはり少ないな、と。

ダークでコテコテなバンドに、太陽の光は似合わないし、そりゃそうなるわ、といったところ。

まぁ、ヴィジュアル系の野外フェスが開催されたり、大手フェスにV系バンドが多く呼ばれるようになれば、もしかしたらこんな曲も増えてくるのかもしれないが。

その際、DIR EN GREYには「太陽の碧」を演奏してほしいものだけれど、いかがでしょう。