天の川、スカイフィッシュの釣り堀にて

安眠妨害水族館では書かないこと、書けないこと

「パッケージにこだわりが見えるジャケット5選」

前回からの続き企画。

"好きなCDのジャケットを5枚ほど"とリクエストをいただいたのだけれど、当然絞り切れるはずもなく、色々と理由をつけて何枚も紹介しているというもの。

 

sakanagatoreta.hatenablog.com

 

今回のテーマは、パッケージへのこだわり。

CDのジャケットは四角いあの形だと誰がどうしていつ決めた。

常識を覆すようなこだわりが詰まったジャケットと出会うと、なんだかワクワクする。

そんな作品を、いくつか挙げていこうと思う。

 

 

露のロータス / amber gris

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トールサイズのCDジャケットも今や珍しくはないのだが、それを文庫本に見立てて作り込むアイディアが秀逸。

amber grisの音楽性が、まさに"おはなし"といった趣向だったこともあり、彼らの世界観を最大限に引き立てるパッケージだったのでは。

三部作の中でも、もっとも幻想的でコンセプトに沿った作品となっていたのかと。

 

 

否定デリカシー / バロック

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見立て的なジャケットで忘れてはいけないのが、バロックの否定デリカシー。

CDではなく、デモテープだけれど、カセットの形状をこれ以上ないぐらいに活かしていた。

見た目も、開け方も、まさにシガレットケース。

オサレ系の祖として名高いバロックだけれど、世界観を追求するスタンスは、それまでのヴィジュアル系から脈々と受け継がれていたのだ。

 

 

美意識過剰 / IZAM

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IZAMさんのソロアルバムは、なんと六角形。

確かに、円形のCDにはぴったりのサイズ感だな。

もっとも、それ以上に形にこだわった理由は、薔薇の形状に寄せること。

文字通りの美意識過剰っぷりで、ケースからはじめて取り出したときには驚いたものだ。

 

 

gravity / LUNA SEA

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一見、変哲のないCDシングル。

ただし、ジャケットを温めると、メンバー5人をコラージュした画像が浮かび上がる。

 

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何か出てくるかもしれないから、ジャケットを温めてみよう、なんて普通は思わない。

これ、自力で発見した人なんているのだろうか。

これ以降、黒一色のジャケットを見ると、とりあえず温めてみるようになってしまった。

 

 

零度 / PUNK BACK OCEAN

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最後は、常識の枠からはみ出すぎた1枚。

最終的には、普通のCDアルバムになる。

そう、最終的には。

 

問題は、これが届いたときの状態。

通販限定でリリースされた本作は、なんと、クール便で送られてきた。

 

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開けてみると、氷漬けだ。

黄色い液体を凍らせたのだろう物体。

その中に、うっすらCDのようなものが見える。

 

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「零度」というアルバムの世界観を示すために、本当にCDを凍らせて販売してしまうとは。

届いたからには早く聴きたいのに、氷が溶けるまで焦らされる。

音への渇望という意味でも、非常に楽しませてくれたアイディアだった。

 

 

段々、そもそもジャケットってどの部分までをジャケットって言うのだろう、と混乱してきた。

こだわりとも違う気がするから、おまけとして載せておくが、絶倫★ハグキの「しまむら祭り」もぶっ飛んでいる。

これも、特殊ジャケットになるのだろうか。

スーパーデリカテッセンパッケージングテクノロジー仕様らしい。

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そろそろリクエストをくれた人が、「そういうのじゃねーよ!」とお怒りな気がするから、次回は特にギミックがあるわけではないけれど、純粋にアートワークが好きなジャケットを紹介しようと思う。