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天の川、スカイフィッシュの釣り堀にて

安眠妨害水族館では書かないこと、書けないこと

「一人称が定まらない」

年相応な一人称ってあるのだろうか。

一応、このブログでは"僕"で通しているのだが、30歳を過ぎたぐらいから、"僕"という自称に、なんとなく気恥ずかしさを感じるようになってきた。

 

まず、ビジネスにおいては、"私"を使っている。

大人が使う一人称だ。

子供の頃は恥ずかしかったこの呼び方が、不思議なもので、今ではしっくりきてしまう。

ただ、距離があるように受け取られるので、使いどころには注意が必要。

Twitterなどではしばしば使っているものの、このブログを始めるにあたり、統一用語とはしなかった経緯がある。

 

家族の前では"俺"を使ったりもする。

この言葉自体が大人っぽいわけではなく、むしろ子供が背伸びして使うイメージもあるが、だからといって違和感が出るものではない。

ネックとしては、東北出身の僕にとって、"俺"というのはおばあちゃんの一人称という認識だということ。

幼い頃、周辺で自分のことを"俺"と呼ぶのが、おばあちゃんしかいなかったのが大きい。

固定観念とは恐ろしいもので、その後、俺女のマーズギャというインパクトのバンギャル友達と出会ったりもするが、認識を覆すには至らなかった。

 

そして"僕"に帰ってくるのだが、これはこれで幼いというか子供っぽいというか。

いや、子供っぽいというのは、少し違うかもしれない。

無難、優等生的、個性がない…

どれもちょっとしっくりこないが、どうにか察してほしい。

"僕"を発するたびに、なんとなくムズムズした気分になるのだ。

 

相手との対話であれば、自然と使い分けられる一人称。

不特定多数に発信するという行為において、適切なのはどれなんだろう。

正解はあるのかもしれないが、伝わりやすい、伝わりにくいを考えたときに、正解が必ずしも正解ではないのが日本語である。

 

"嫁"という言葉も似たような印象。

"妻"が妥当なところだとは思うが、なんか気取った感じがするし、"奥さん"ではよそよそしさを感じてしまう。

"相方"っていうのも、なんだかピンとこない。

"かみさん"や"家内"だと年齢層が上がったイメージだ。

消去法的に"嫁"を選んでいるのだけれど、何か他に良い呼び方はないものか。

これなら恥ずかしくない、という呼称を知っていたら、是非とも教えていただきたい。

 

いっそのこと、自分のことを"あちき"とでも呼んでみたらいいのでは。

個性化はできるかもしれないが、もっと大事なものを失う気がするので、ムズムズしながら今日も"僕"を使っている。