天の川、スカイフィッシュの釣り堀にて

安眠妨害水族館では書かないこと、書けないこと

「ハワイのプールに吸い込まれた」

11月末にハワイへ旅行してきた。

先日、その記事を書いたつもりだったが、フライト前の出来事で終わっていて、まだ出国していなかったようだ。

 

 

ついては、記憶が薄れる前に、備忘録として改めて綴ろうと思う。

というのも、実は写真や動画がほとんど残っていないのだ。

よりによって、このタイミングでデジカメが故障したため、スマホで記録を撮っていたのだけれど、そのスマホも旅行中に壊れてしまったから。

一部はクラウドに保存されている等で復元できたが、消えてしまったものも多くある。

動物園で撮影したナマケモノの食事シーンは、個人的には永久保存版だと思っていたのに・・・

 

さて、宿泊したのはビーチに近いコンドミニアム

1歳児を連れているので、食事は自由度が高い方が良いという判断から、多少値は張るがキッチンの充実度にこだわった。

 

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What a marvelous sea I am in!

海が見えるなかなかのロケーション、星の砂が騒いでスローモーションに酔いそうだ。

天気にも恵まれ、ベランダでの朝食はなかなかの爽快感。

ただし、鳩が部屋に入ってきたときだけは焦った。

かたくなに生きる青い鳥(鳩)たちよ 大空に羽ばたいて!

頼むから部屋に入ってこないで!

 

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 予定としては、軽いツアーも組みつつ、嫁は1歳児を連れて買い物、僕と5歳の娘は海とプールが基本路線。

レストランや惣菜は物価が高いので、スーパーで肉を買い込んでバーベキューというのが、もっともコスパが良い気がした。

そりゃ毎日ってわけにもいかず、思い出作りにホテルビュッフェやハンバーガーの有名店にも行ったけど。

 

 

お昼を食べたら海に行き、娘が飽きたらプールに行き、夕ご飯まで水遊び。

毎日体力の限界を超えて遊ぶため、うなされて夜泣きする娘を寝かしつけるというところまでがお約束となった。

僕は、あちこち飛び回る旅行しかしたことがなかったので、ホテルを拠点に1週間というのは初めての経験。

旅先でのルーティンが出来上がるというのは、少し変な感覚だ。

僕自身疲れて、すぐ就寝してしまうので、持っていったプレステのガンダム無双は、ほとんど使うことがなかった。

 

そして、最終日も近づいてきた頃、スマホが壊れた。

水遊びの際は、一応防水カバーに入れたうえ、プールサイドに置いていたのだが、そろそろ部屋に戻ろうと水着のポケットに入れたところで、娘がプールの中に消えたのだ。

 

余裕で足がつくはずなのだが、吸い込まれるように沈んでいく。

体力的な限界だったのか、立ちくらみでもおこしたのか。

ともかく最悪の事態になってはいけないと、咄嗟の判断でプールに飛び込み、娘を引っ張り上げる。

水はあまり飲み込んでおらず、すぐに無事は確認できたが、スマホをポケットから出す余裕はなかった。

 

結果としては、足をつった等ではなく、単に足を滑らせただけだったようだ。

本人はむしろ、初めて水の中で目を開けられたことに喜んでいる。

プールの水に太陽の光がキラキラ反射して綺麗だった、とのことで、お気楽なもの。

こちらとしては、娘が潜れるようになった代償として、あと2回分ぐらいローンが残っていたiPhoneがうんともすんとも言わなくなったというのに。

拭いたり、乾かしたり、赤道の音色に焦がしたりしてみたけど、二度と再起動することはなかった。

 

ちなみに、Twitterにアップしていたおかげで復元できたホテルのベランダからの写真。

とても美しい夕暮れに感動する母娘を横目に、僕はPIERROTの「クリア・スカイ」のジャケットの空を思い出していた。

約束の丘は、もしかしたらハワイにあったのかもしれない。

アスファルトは灼熱だったし。

 

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「ニューイヤーは腰痛とともに」

新年あけましておめでとうございます。

本年も「安眠妨害水族館」および「天の川、スカイフィッシュの釣り堀にて」を宜しくお願い致します。

 

さて、今年は年男となる僕。

まだ抱負だの目標だのの話をしていなかったので、久しぶりの更新ついでに何か記しておこう。

 

今年は、即決。

もう「健康」しかないでしょ。

30代も半ばを過ぎた途端に、怪我や病気に悩まされまくっていて、年齢を痛感せずにはいられない今日この頃。

それに尽きるな、と。

 

そんな中、年末年始は仙台に帰省していたのだけれど、早くも腰を痛めている。

というのも、新幹線の駅に着いたら、車両点検の影響で80分ぐらい遅れているとのこと。

帰省ラッシュのタイミングに不慮の事故が重なったため、そりゃもう阿鼻叫喚。

改札を通るのもままならず、2時間ぐらい人ゴミの中で子供を抱っこしながらおしくらまんじゅうしていたので、腰が限界に達していたようだ。

 

仙台に着いたら着いたで、初売りで荷物を抱えて動き回ったり、雪だるまを作ったり、なんやかんや正月っぽいことをこなすと、案外腰を使うということがわかった。

最初は、"修行だ!"とか"筋トレだ!"とか、前向きに取り組んでいたのだが、それで乗り切れるほど、もう若くはないらしい。

もちつきをする家でなくて良かったと思うしかない。

 

一応、1週間経って落ち着いてきたし、昨年から患っている頭位めまい症なる病気もだいぶ快復してきた。

世間ではインフルエンザが流行っているようだけれど、予防接種はしておいたし、2019年はこのまま健康を維持して過ごせるように気を付けていきたいな。

実家には初詣に行く文化がなくて、今年はまだお参りをしていないのだけれど、厄払いぐらいしたほうがいいでしょうかね。

 

「搭乗ゲートの悪夢」

先日、はじめて子供を連れての海外旅行に行った。

行き先はハワイ。

ベタではあるけれど行ったことはなかったし、1歳児がいることを考えると、ツアーで色々廻るよりもホテルを拠点にのんびり遊べるほうがいいかな、と。

 

21歳ではじめて海外旅行に行った僕としては、5歳と1歳で早くも海外に行く娘たちに嫉妬しつつ、上の子は小学生になると休みの融通が利かなくなってしまうし、下の子は料金が発生しないうちに、ということで、このタイミングしかない。

懸念は6時間程度の移動時間だが、幸い既に子供たちは国内線で飛行機を経験済だし、フライト時間は日本時間にすれば深夜。

長丁場ではあるが、寝て起きたらハワイ、となるだろうと高を括っていた。

 

ところが、人生はそう上手くいかないようにできているらしい。

チェックインして荷物を預け、休憩所で時間を潰し、いよいよ搭乗ゲートに向かうぞところで、上の子が突然嘔吐した。

どうも、保育園で流行っている胃腸風邪が、ここにきて発症したようだ。

近くにいたスタッフに声をかけ掃除をしてもらったのだが、さすが空港、感染症には一段と気を遣うようで、エキスパートみたいなひとたちが出動する事態になってしまい、申し訳ないやら、恥ずかしいやら。

ひと段落したところで、子供を抱えて多目的トイレに退散するしかなかった。

 

 

さて、良いニュースと悪いニュースがある。

良いニュースは、その胃腸風邪は一晩で治ること。

実は下の子もつい先日、同じような症状で嘔吐を繰り返していたのだけれど、翌朝からは、元気に遊べるようになっていた。

時差ボケもあるだろうと初日に予定は入れていなかったし、飛行機とホテルでゆっくり休めば、滞在期間中の予定に支障はなさそうだ。

 

悪いニュースは、着替えは全部スーツケースに入れて預けてしまっていること。

機内には最低限の荷物しか持ち込まないつもりだったので、まさか5歳児の着替えが必要になる事態になるとは想像が及んでいなかった。

高田馬場あたりで朝方良い潰れているお兄様方であれば、そのまま山手線に乗って帰ってしまうのだろうが、こちとら、これから6時間以上のフライトだ。

さすがにこの臭いのまま、密室である飛行機に乗せることはできない。

 

取り急ぎ、汚れた服を脱がせたはいいが、間もなく搭乗時間。

焦りがピークに達する。

免税店で代替の服を買えばいいか?

いや、子供服ってそうそう売ってないぞ。

とりあえず移動中に嫁が着ていたコートでも着せておくか?

いや、裾を引きずるし、明らかに違和感が。

 

路頭に迷っていたところ、持つべきものは機転の利いた嫁である。

手持ちの道具の中から、派手目のブランケットを取り出すと娘の体に巻き付け、即席のパレオをこしらえた。

冬場の日本ならともかく、これから行くのがハワイであるのを踏まえると、おかしいということもない。

この状態では、ベストエフォートのアイディアだっただろう。

ライバルにファッションショー用の衣装をズタズタにされた鳥丸奈緒子が、その場にあったテーブルクロスでドレスを作るというシーンが「金田一少年の事件簿」にあったが、どうやら、それを思い出していたらしい。

ありがとう金田一少年

ありがとう、鳥丸さん!

精神的双子のくだりには、未だに納得していないけど!

 

そうこうして、ようやく乗り込んだ飛行機。

子供たちは寝ているし、映画鑑賞でも、と「カメラを止めるな!」を見ていた僕だったが、突如として1歳児が覚醒して、泣いたり歩き回ったり。

仕方なく最初の30分で一時停止。

あやしたり、寝かしつけをしたりしているうちに、いつの間にか夜明けを迎えていた。

悪夢のような夜は、終わった。

 

 そんなわけで、僕にとって「カメラを止めるな!」は、普通のゾンビ映画です。